Luther Problem-Based Learning
ルーテル区役所
生きる力、学びのその先へ
これからの社会が、どんなに変化して
予測困難になっても、自ら課題を見つけ、
自ら学び、
自ら考え、判断して行動し
それぞれに思い描く幸せを実現して欲しい。
そして、明るい未来を共に創っていきたい。
本校ではその願いを具体化するためのプロジェクトを複数設けています。
プロジェクト型学習
「ルーテル区役所」

例)・企業紹介冊子作成・地域と連携した防災活動
・熊本の特産品の活用
本校では、学習指導要領に「総合的な探究の時間」が必修科目に設定される以前の2019年から、
希望者対象のプロジェクト学習プログラムを展開してきました。前身の「地域課題解決プロジェクト」と
「アントレプレナー(起業家精神)育成講座」を融合し、2022年から現在の活動を行っています。
「地域課題解決」を主な題材に、「課題を発見→知識を活用し解決策を企画・開発→課題を解決」のプロジェクト力を養う活動です。
実社会と直接のつながりを持っていることが特徴であり、自分なりの答えではなく、現実的にどのような解決策を示すかということが
とても重要視される点では、「総合的な探究の時間」よりも内容の深いプログラムだといえます。
このプロセスを「区役所」に見立て、この活動を「ルーテル区役所」と名付けました。
Examples of Activities活動の例
2023年度「ルーテル区役所」の
活動紹介
・SDGs課
フードロスを考えた商品開発(スウィーツ系)
・食品課
子どもの好き嫌いを克服できるレシピの開発
・イベント課
子供服のリユースを目的としたイベントの開催
・地域振興課(菊陽)
名産品のにんじんを使用した商品開発と地元PR活動
・観光課
浄尊寺とその周辺地域の活性化をはかる音楽イベントの開催
・地域振興課(宇城)
宇城の食材の魅力を伝えるためのメニュー開発
・教育課
私立高校の魅力発信のためのイベントの開催
(@アミュプラザ熊本)
・地域振興課
フラワーショップ
・保健衛生課
浄尊寺とその周辺地域の活性化をはかる音楽イベントの開催
・歴史文化課
若者に熊本の文化を広めるためのものづくり体験イベントの開催
・商業課
私立高校の魅力発信のためのイベントの開催
(@アミュプラザ熊本)
・商工課
建設業のイメージアップにつながるイベントの企画

先輩の声
ルーテル学院高等学校のことは、スポーツが強いというくらいしか知らなかったのですが、進路選択をするときに気になり調べてみると、歴史あるキリスト教の学校で、魅力にあふれていると感じ受験しようと思いました。
現在は、ルーテル区役所という、自分たちの中で問題だと思っていることや、やってみたいと思ったことを見つけ、
その問題の解決方法を考えたり、行動に移したりする探究活動に取り組んでいます。
実際に企業の方々に協力していただき、イベントの企画、運営を行っています。
その活動を通して、社会の常識を学べたり、大人の方と話をすることで知識の向上など、高校を卒業した後に役立つスキルを学ぶことができています。将来は、ルーテル区役所で経験したことを活かし、地域活性化に向けて何かを行うということに楽しさを感じ、地域を盛り上げていくことができる仕事に就きたいと思っています。
そのために大学に進学し、地域創生について学びたいと考えています。(藤園中学校)

先輩の声
自信をもって英語を話せるようになりたいと思い、英語教育が整っている高校に行くことを考えていました。
ホームページを見て、プレゼンテーション英語の授業は全て英語で行われるため、
英語で表現する力を養えると知り志望しました。学校生活では、ルーテル区役所に所属し、
2年間様々な活動の企画、運営に携わりました。
この経験により、問題解決の方法や考え方を学ぶことができ、自分の可能性を広げ、将来について考えるヒントとなり、私にとって大きな自信になりました。
私は、大学に進学し多様な文化について学び、将来は国語の教員になりたいと考えています。
文化を正しく理解することで、多方面から物事を考え判断できる能力を身に着け、生徒の記憶に残るような、生徒と同じ目線に立って考えられるような教員になります。(合志中学校)

私は、不知火地域の鳥獣被害問題の解決のために、不知火地域でのフィールドワークやメンバーとの定例会議、
中学生に向けた鳥獣被害対策のワークショップ、開発したパウンドケーキとジャムの販売会を行いました。
最初は先輩たちの活動を見て、面白そうという気持ちだけで参加しましたが、
農業や鳥獣被害についての知識は全くなかったため、解決策を考えるのはとても難しく感じました。
しかしプロジェクトメンバーと何度も議論を交わすことでアイデアが生まれていき、仲間と協力して1つのものを
作り上げることの楽しさを学ぶことができました。また、今まで英語や国際系の進路しか見ていなかった
自分にとって、プロジェクトで農業や地域活性化について取り組むことは新鮮で、
自分の新しい興味のある分野を開拓することにつなげることができました。
その他にもプロジェクトを通して様々な人と知り合うことができたことも、今の自分にとって大きな財産になっています。
現在は大学の勉強に取り組みながら、プロジェクトでお世話になったみらいず設計Lab.で
インターンとして活動しています。
活動の中でいろいろな高校の探究の授業や自治体にお伺いする機会があり、
大学にいるだけではできないような経験をさせていただいています。
自分自身が高校時代にプロジェクトに取り組んだからこそ、今の高校生が
プロジェクトのどんなことで悩んでいるのか、
どういうアドバイスをすればいいのかを一番理解できる立場でありたいと考えています。
また、高校生の発想力には驚かせられることが多く大学での自分の勉強にも取り入れています。
アドバイスをする立場ではありますが、同時に高校生から色々なアイデアや考え方を学ぶこともできるので
私自身の成長にもつながっています。
現在は、高校からの継続テーマとして、どうすれば宇土の海苔を今後も存続させることができるのか、
また県内外にもっと宇土の海苔のおいしさを発信できるのかを考え、アイデアを形にしたいと思っています。
ルーテル学院は生徒のやりたいことを
見つける環境を整え、
一緒に取り組むことで 生徒・保護者・学校の
「良かった」を作っています。
みなさんの「良かった」を
一緒に見つけましょう。